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DEZERTの魅力!奇を衒ったロックバンド!

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V系ロックバンド、DEZERT(デザート)をご存知でしょうか?

 

2011年結成の彼らは2015年に自身の初ワンマンライブを成功させ、いま波に乗りまくってる大人気インディーズバンドです。

 

彼らの特徴は、奇を衒ったかと思わせるようなかなり個性的でグロテスクな音楽性と奇抜で過激なライブパフォーマンスの二つ。

 

今回は、決して番人ウケするとは言えない彼らがどうして人気を集めているのか、その魅力に迫っていきます!

 

DEZERTってどんなバンド?

千秋(Vo.)、Miyako(Gt.)、SaZ(Ba.)、SORA(Dr.)の4人からなるロックバンドDZERTは、奇抜で派手なメイクと衣装からもわかるように、音楽形態としては王道V系バンドといえます。

 

しかし、音楽性は王道からはまるで遠く、彼らの楽曲の多くはグロテスクでエロチックでどこか血生臭さを感じさせます。

 

「痛み」を多方面から表現し、曲調のバリエーションが豊富で、聞く人を飽きさせないようなストーリー性は彼らの専売特許とでも言いましょうか。

攻撃的なサウンドが多くのバンド好きを心酔させます。

 

ファンからの支持が厚いだけではなく、先輩バンドからも多分に可愛がれられているようで、人望の厚さが彼らのバンドとしての成功を匂わせます。

 

 

DEZERTは結成当初、メディアからのオファーがあっても取材をほとんど受けずにライブ活動をメインに地道に口コミだけで動員を増やしてきました。

 

先輩たちの世代なら当然と言えるかも知れませんが、メディアがこんなにも広く普及している現代でこのやり方を貫くのは文字通り並大抵な根性ではできません。

 

人に媚びたほうが楽に身を立てられますからね(笑)

 

 

そんな”媚びない”姿勢が先輩ロックバンドから「なかなか面白そうな奴が出てきたな」と可愛がられる所以なのかもしれません!

 

 

Vo.千秋はバンドの戦略について「特にない」「何も考えていない」と自身のインタビューにて語っています。

 

多くのV系バンドはそのバンドの雰囲気を「演出」していますから、バンドの戦略はある程度決まっているのが普通です。

 

狂気や気持ち悪さを作り上げ、バンドメンバーはその音楽に乗っかるだけの役者に傾倒するのがある意味では王道的なバンド活動のやり方と言えるかもしれません。

 

 

しかしDEZERTは、メンバーの心の底を丸々音楽にしたような余計な装飾がない純度100%の狂気を感じさせます。(※決してDEZERTメンバーが「気持ち悪い」と言っているわけではなく)

 

その意味でVo.千秋は「戦略は特にない。何も考えていない。」と語ったのでしょう。

 

自分自身を純粋に表現したらそれがDEZERTになるのですからね!

 

DEZERTの曲はこんな感じ!

病的で狂気じみたサウンドを放つDEZERTの曲は、一見すると頭がおかしく「イタいサブカルバンド」のように思えてきます。

 

しかしそれは第一印象だけにとどまり、実際は「痛み、恐れ、哀しみ、官能性」という感情を暴走させた非常に濃い楽曲ばかりを生み出し続けています。

 

ここでは、そんなDEZERTの魅力がギュッと詰まった曲を3つご紹介していきます!

 

殺意

”これは強い

殺意 殺意 殺意 殺意

殺意 殺意 殺意 殺意だ”

 

不気味で狂気じみたサビ(サビなのかな?)から始まるこの曲。

緩急によってこの「殺意」というのが生々しく聞こえますね。

こんな気持ちの悪いバンド、他に知っていますか?少なくとも筆者は知りません。

 

 

ちなみに、この曲の中の殺意を向ける相手は、曲の最後の歌詞にあるように

”量産型の音楽だけを

金に変えて生きる君”

です。

 

人間なら誰でも秘めているはずの心の中の薄汚れた部分をひたすらに隠して綺麗な音楽だけを作って売れている嘘つきなバンドのことを、DEZERTは殺したいくらい恨んでいるのでしょう(笑)

 

歌詞は気持ち悪いのですが、なぜか癖になってしまう音の運びなのがファンからの絶大な支持の理由です。

 

メンヘラともちょっと違う、純粋に人を殺したいというサイコホラー的な色合いをよく表現していてまるで一本の映画を見ているような感覚に陥ります

 

この曲に影響されて本当に殺人事件を起こさないようだけ、くれぐれもお気をつけくださいね!

 

君の子宮を触る

”ねぇ嫌いな目を縫って

ねぇ嫌いな耳を削いで

ねぇ嫌いな顔を潰して

ねぇ嫌いな歌を歌って”

 

不気味な雰囲気から始まるこの曲。

「君の子宮を触る」という題名の意味、正直言って全くわかりません。

しかし、歌詞を見ていくとその意味が何となくわかってきたりもします。

 

 

この歌の中で「触る」という対象になっているものは子宮の他に「過去」「未来」の二つです。

 

人間は母親のお腹からその人生が始まり、自分のお腹で他人の人生が始まりますから、過去と未来を”子宮”に紐付けているのだと解釈できますね。

 

嫌いな目を縫って、耳を削いで、顔を潰すという表現は「現実」には触れずにそれを無視・排除しようという意味が込められているのでしょう。

 

 

DEZERTらしい気味の悪い歌詞ですが、考察をすれば彼らなりのメッセージが見えてきたりもします。

 

バンドの方向性がきちんと定まりつつも、その方向性という方にはまって窮屈になってしまうことがない自由さを感じさせる一曲であると言えます。

 

胃潰瘍とルソーの錯覚

”濁る未来 壊すように

罪が罪を 溶かしてゆく

近い未来 映し出した

二人はもう 鏡の中へと

「消えた。」”

 

この曲は、「ソジーの錯覚(カプグラ症候群)」という精神疾患をテーマに作られたものです。

 

 

ソジーの錯覚(カプクラ症候群):家族・恋人・親友などが瓜二つの替え玉に入れ替わっているという妄想を抱いてしまう精神疾患の一種です。よく見知った人物が、見知らぬ他人に入れ替わっていると感じてしまう現象のことを言います。

 

 

自身を抑圧することによって自分が見ている相手が本当にその人なのかという懐疑心が湧いてしまい、この疾患につながるそう。

なるほど、このMVに登場する教育ママのことを皮肉っているようですね。

 

子供の頃に言いつけや命令で縛り付けてしまうと大人になってから精神に以上をきたしてしまっている人間になるぞ、というところでしょうか。

 

 

ちなみに、曲のタイトルにある「ルソー」とは、思想家「ジャン=ジャック・ルソー」のことであり、中学校の社会科目で「教育論」を展開した思想家として習いましたよね。

 

この曲では、自我と社会性のバランスを取るのがどれだけ難しいか、そのギャップに声にならない悲痛な叫びをあげている様子を伝えたいのではないかと考察できます。

 

DEZERTらしいグロテスクな歌詞と耳に残るキャッチーなメロディがMVの映像作品とうまく噛み合って独特の世界観を演出していますね!

 

DEZERTのライブパフォーマンス

 

DEZERTのライブはとにかく激しいのが特徴だそうです!

 

筆者はモッシュが起こるような激しいライブが大好きなのでぜひ行きたいと思っています(笑)

 

セトリとアンコールの境界がなく、MCもDEZERTらしく意味深で、実際にライブに行った人は「ゴールのないマラソンを走っているようだ」と言います。

 

ちなみに「マラソン」と表現したのは「辛くて苦しい」という意味ではもちろんなく、マラソンみたいにヘトヘトになるほど激しいということです!(笑)

 

 

先日行われた中野サンプラザホールでのライブは、全席指定の会場にもかかわらずVo.千秋の「かかってこいよ」の一言で会場はライブハウスも同然の騒ぎに。

 

なんと指定席の会場でありながら観客は席をまたいでモッシュが始まるのです!

 

こういう点からも、今はやりの病んでいる”設定”のダークなバンドとは大違いなのがわかります。

 

彼らは彼らの音楽を彼らのやり方で放っているんですね!

 

まとめ

独特な雰囲気のバンド、DEZERT

万人ウケはしないだろうし、もしメジャーデビューすることになっても事務所の頭の固い大人たちはいい顔をしないでしょうね。

 

しかし、筆者はそれでいいと思っています。

なぜなら、誰かに”媚びる”ことをしなくても彼らは着実に成長しているからです。

 

これを読んだあなたがDEZERTを気にいるかどうかはわかりません。

しかし、こういうバンドも力一杯活動をしているんだということをご紹介したくて筆をとった次第です。

 

筆者はそんなDEZERTのことをこれからも応援していきます!

  • この記事を書いた人

otoHa

大阪府内で学生をしてます。趣味は歌とギターと映画鑑賞です。いろんなことに興味があるので、面白い情報を見つけ次第発信していきます!

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