猫の去勢手術までの流れ|メリット&デメリットや手術にかかる金額など

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猫を家族の一員として迎えいれる人が増えた一方、のちに増えた猫の面倒が見れなくなり、

飼い手も見つからないために子猫を手放さなければいけなくなったという問題が増えているのも事実です。

平成28年度(2016年4月~2017年3月)、15,920匹の成猫と、29,654匹の子猫が殺処分されました。

そこで猫と一緒に生活する人が必ず考えなければいけないのが、無駄な繁殖しない・不幸な猫を増やさないということです。

そのためにも、去勢についてしっかりとした知識を得ておくことが大事です。

ここでは、オス猫の去勢についてご紹介したいと思います。

去勢手術とは?

「去勢手術」とは、オス猫の精巣を摘出することをいいます。

今は日帰りの手術で済むことも多く、特に難しい手術ということはありません。

しかし、全身麻酔をかけるので、手術を行うベストなタイミングについては飼い猫の様子をよく観察し、考える必要があります。

去勢手術の時期は?

一般的には、オス猫が性的に成熟するのは9~12ヶ月齢と言われています。

「国際猫医療協会」(ISFM)では、オス猫の場合、成熟手前の生後6ヶ月齢以内に去勢手術を行うことを推奨しています。

去勢手術を受けていないオス猫は、自分の縄張りに自分の臭いを残すため、おしっこによる臭いつけを行います。

これをマーキングといいますが、その臭いは強烈なため、処理を行う飼い主さんのストレスにもつながります。

できればこのマーキングを行う前に、去勢手術するのをおすすめします。

猫ちゃんによって、去勢手術のベストな時期は変わりますが、だいたい生後5ヶ月齢に達する前に、一度獣医さんに相談するのがベストでしょう。

手術内容は?

 

オス猫の去勢手術は、肛門付近にある睾丸を取り除けば終わりです。

麻酔をかけ始めてからは、15~20分程度で済むことが一般的です。

実際にメスを入れてからは5分ほどで終わることもあります。

通常は、皮膚に小さな切込みを入れ、そこから睾丸を取り出します。

メス猫の場合、開腹手術を行うため縫合の必要がありますが、オス猫は縫合が必要ないことがほとんどです。

そのため、メス猫よりも体への負担が少なく、抜糸のための再診も必要ないでしょう。

しかし、術後は傷口を舐められないように注意しなければなりません。

お家に戻ってからも、傷口を舐めないように、飼い主さんがしっかり監視しておきましょう。

また、あまりにも傷口が気になって舐めるようでしたら、エリザベスカラー(ネッカー)を首の周りに装着すると良いでしょう。

去勢手術の流れ

①予約

去勢手術をすると決断したら、手術希望日の予約を取ります。

病院よっては、手術希望日の予約の前に、一度来院して術前検査を行う場合があります。

②手術前日

手術前日の夕方にフードを与えて、それ以降は絶食にします。

だいたい20時以降くらいからは与えない方が安心です。

だいたい獣医師から指示があるので、それに従いましょう。

③手術当日

別日に術前検査をしていない場合、当日の手術前に検査をします。

検査で問題がなければ、そのまま手術に入ります。

診察の休憩時間などを利用して行うところが多いようです。

手術自体は短時間で終わり、その後何も問題がなければ日帰りで帰宅することができます。

病院によっては、1日入院といったところもあります。

動物病院により違いがありますで、事前に聞いておきましょう。

④手術後

手術後は、手術から7日~10日前後に動物病院に連れて行き、抜糸してもらいます。

オス猫の場合は特に、最近は抜糸のいらない手術法もあります。

どちらにしても、経過を診てもらいに動物病院に行くのが良いでしょう。

手術費用は?

去勢手術の費用は、病院や内容によって差があります。

一般的には、オス猫の場合は1~2万円程度が相場です。

更にこれに加えて、術前検査費(血液検査、胸部レントゲン検査など)や、場合によっては薬剤料なども必要になります。

術前検査に関しても、病院によって内容が異なりますので、手術を検討している病院に事前に問い合わせしておくと良いでしょう。

また、去勢手術の費用の一部負担を、自治体によって「助成金制度」として設けているところがあります。

申請手続きなどありますが、気になる方は、一度、お住まいの保健所に問い合わせてみると良いでしょう。

なお、去勢手術は、予防のための医療行為のため、通常の場合ペット保険は適用外となります。

手術のメリット?

病気のリスクを減らす・予防になる

オス猫の去勢手術の最大のメリットは、生殖器系の病気を防げることです。

オス猫の場合、代表的なもので精巣腫瘍などを防ぐことができます。

子孫を残すつもりがない場合、長い目でみても、病気が予防できるというのは

猫ちゃんと少しでも長く一緒にいるためにはとても重要なポイントとなりますよね。

ストレスの軽減

子孫を残すということを避けられたまま、発情だけを経験するのは猫にとって非常にストレスとなります。

オス猫の場合は特に、そのストレスから攻撃的になったり、求愛行動(性的行動)によるスプレー行為をしてしまうことがあります。

ただでさえニオイがキツい猫のおしっこですが、スプレーともなると更に濃いおしっこを吹きかけます。

その行為は飼い主にとっても大きなストレスになることでしょう。

また、メス猫を求めて外にむかって大きな声で鳴いたり、徘徊行動をしてしまう猫ちゃんもいます。

欲求不満で辛そうにしている猫ちゃんを見ているのも、飼い主さんにとても辛いことです。

去勢手術をしたオス猫は、性格が穏やかになる傾向があるともいわれています。

子猫のままの可愛らしさを残すには、早めの決断が必要かもしれませんね。

手術のデメリット?

体重増加の可能性

去勢手術後は、ホルモンの影響から、少し太りやすくなります。

食欲の増加、活動性の低下、代謝率(横たわっているだけで心臓を動かす、体温を維持するために消費するカロリー)の低下が原因であるといわれています。

そのため、術後に体重が増えてしまっている場合、低糖質のご飯に変える必要があります。

術後の体重の変化がないか、飼い主さんはよく観察しておきましょう。

手術と麻酔のリスク

オス猫の去勢手術は、簡単なものとはいわれていますが、少なからず全身麻酔をかける必要があります。

そして、猫だけに限らず100%安全な全身麻酔は存在しません。

手術時には、必ずそのリスクの説明をされます。

これは、人間でも同じですよね。

いくら簡単な手術とはいえ、100%の安全はないといことは頭にいれておかなければなりません。

 

まとめ

飼い猫とこれから一緒に過ごしていく上で、どのように暮らしていきたいのか、実際子孫を残すことで生活していけるのか、

とても重要な問題になります。

子猫からの成長はあっとゆうまです。

できれば猫を飼う前に、これからの生活、去勢手術についてしっかりと考えを決めておくのがベストです。

去勢手術は猫ちゃんにも負担がかかりますが、だからといって何もせず過ごすのは、

成熟した猫ちゃんや飼い主さんにとっても、精神的な面にとても影響してきます。

何が一番ベストなのか、しっかりと見極め、素敵な猫ちゃんとのペットライフを送ってくださいね。

るものです。自分が飼い猫とどのように暮らしていきたいのか、どのように世話していってあげられるのかをよく見極め、できれば猫を飼う前に去勢や避妊についてしっかりと考えを決めておきましょう

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